WindowsDAW Project

Windows DTM/DAW についての個人的なノート 目次

□「DAWもいいんじゃない?」

最近、やっとDAWが好きになった。かなり長いことアナログ的なMAやマルチ録りをして来たが、ここへ来てなぜか急に方向転換し、 DTM/DAWへ逆戻り(一時期は、MACにビジョンやパフォーマーなんて時もあったが…)MIDIも音源やプラグイン等以前に比べ、だいぶ質が良くなったこともあり、また機材を揃えるのに数百万もかかっていたものが、今や数十万円でスタジオクオリティが出せるというのが最大の理由かもしれない

確か17〜8年くらい前だったと思うが、某映画監督の事務所兼スタジオで音を作らせてもらっていたことがあった。機材だらけで足の踏み場もないくらいの空間に何故かSONYのD1(当時の業務用デジタル画像編集機のことでPCM-D1ではない)なんかがあって驚いた。ところがMA機材は、1/2インチのFOSTEXのみでマイクもミキサーもパッチもなかった。

この頃はもう業務用PCMとかDATとかは普通に出回っていたので、コンプ/リミッターを使うのは常識だったが…そんなハイテクな機材など音楽の予算にあるはずもなく、仕方ないので卓も通さず、自前のマイクをMTRへ直にぶち込んでゲインを目一杯上げて全トラックON状態で録音した後、同じソースを重ねながら各トラックへ落とし込んだ。

そうすれば多少レベルが低くてもなんとかなるだろうと思った。ところがこれが予想を覆し、完全にうまくいってしまった。特にアタックの強い音は、まるでコンプをかけたようにピークレベルに達し、オーバーレンジでも決して歪んだりしていなかった。「おぉぉ〜+6dBなぜだぁぁ〜」その後、いろいろ調べたらテープコンプレッションというレコーディング技法だそうで、85年くらいまではアメリカでは結構イケてる録り方で、マーカスミラーのアルバムも、これだけで(と当時のサンレコに書いてあった)卓なんかも使っていなかったらしい

とは言ったものの…今は、44.1KHz16bitのデジタルサウンド…とどのつまりコンプ/リミッターやEQを重ねて作った世界観。かつてのPHILIPSの48トラやNUEMANN-U87(この頃は業界標準は24トラMTRでU87も真空管だったが…)で録音された圧倒されるような音圧とは程遠いものだが…それでもテープコンプに匹敵するようなプラグインが未だに登場しないのは、ゼロノイズロジックで巨大S/N比を考えない時代だからか・・・それとも自分の考えが違うのか?

まぁ理由はどうであれ、このページはWindowsでDTM/DAWを始めるための個人的な手記になることは間違いない。最終的にはDAWソフトの解説やレコーディングについての体験等も含め、音楽CDを作る上での技術的な資料という形になることを目的としている。ただしこれはあくまで個人的なノートなので、万人向けではないことだけは理解してもらいたい。また私は、アーキテクチャーのプロではないので、当然コンピューターについては、間違った記述や誤解もあるだろうし、この記事を書いている時点で、その情報は既に古い場合もある。気づいたときは、なるべく修正するようにしているが、それでも更新が追いつかない場合もあるので、その際は勘弁してもらいたい。

■筆者:iisch(イッシュ)
 自称 ITジプシー/DTM・DTP・WEBサイト設計構築・プログラミング・サーバー管理・コラム執筆・翻訳等ITを浅く広く放浪すること。当然のことながら使うツールや言語も多種多様、基本的なアプリなら自分で作ったりもする。

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