オーディオ録音と言っても、ここで述べることは、PC用マイクを使った簡易録音なので、それほど難しいということはない。 要するに「パソコンのマイク端子にマイクを接続してSONARの録音ボタンを押す」これだけのことだ。それでも不慣れな作業と聞きなれない言葉に戸惑うかもしれないので、まずは録音の準備と設定について、順を追って解説してみたい。
マイクは、PC用(ヘッドセットタイプ以外のもの)であれば何でも構わない。パソコンの接続端子にケーブルを差し込めば、仮にUSB接続のものであっても同じく、デバイスは自動で認識されるので特別な設定は必要としない。
下の画像は、どれも普通のPCショップやネットで購入できるPC用マイクのほんの一例、性能の良し悪しは、すべて試したわけではないのでわからないが…価額の差は、デザインや材質の違いで、音質的には、どれも似たり寄ったり、ほぼ無いと思っていい。チェックポイントは、1.スイッチが付いているか 2.指向性があるか の2点だろう。スイッチ付きは…作業中断時の不意な(倒れる・ぶつかる・移動)衝撃によるピークオーバーからアンプやスピーカーを守るという目的がある。指向性があるとマイクを向けた方向の音だけを拾うので、無駄な音(クロストーク)や雑音を減らせるという利点がある。
![]() エレコム MS-STM54 |
![]() サンワサプライ MM-MC7 |
![]() ロアス MMP-04 集音型マイクロホン |
通常のマイクロホンを使いたい場合は、別途にインターフェース機器を用意する必要がある。マイクスタンドも必要となるので、それなりのスペース確保と出費も強いられるが、当然の如く音質は、向上する。下記は、かなりお手頃な値段で売られているUSB接続タイプのインターフェースにマイクロホンとマイクスタンド。すべて含めても7000円位で揃う
![]() ELECOM USB-SAV51 USBサウンドアダプタ マイク端子×1 ミニステレオフォン端子×1 |
+ |
![]() audio-technica AT-X11 (ダイナミック型マイクロホン) |
+ |
![]() CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) MSB/SILVER |
次に SONAR のオーディオ設定を行う。ウィンドウメニューから[オプション]→[オーディオ]を選択クリックすると下のオーディオオプション画面が現れる。録音タイミングマスタは、選択項目に表示されているものを選ぶ。内臓カードの場合、レコーディングトラックを録音中に再生すると、ノイズやタイムラグの発生を引き起こすので、インプットモニターやMIDIコントローラーを使わないのであれば、ミキシングレイテンシは、安定性重視にした方がいい。
①【リードキャッシュを使用】【ライトキャッシュを使用】
オーディオデータの読み書きにディスクキャッシュを使用する。
メモリの消費は大きくなるが…IDEハードディスク(古いタイプのモノ等)がDMA転送できない場合、録音・再生パフォーマンスを改善してくれる。設定を変更したときには、必ずSONARを再起動する必要がある。通常は両方オフ
※DMAは「Direct Memory Access」の略。CPUを経由せずに、デバイスとメモリー間のデータ転送を行なう方法
②【I/Oバッファサイズ[KB]】
ディスクの読み書きに使用するバッファサイズの指定値を 256・512 等に変更すると先読み量が増え、オーディオ・トラックで使用するディスク容量が変わる。サンプリングレート/ビットの高いデータの場合は、ドロップアウトや音切れがしにくくなる。…デフォルト値は[128]
【ドライバモード】
使用するオーディオデバイスに合わせ WDM/KS・ASIO・MME のいずれかを選択する。
内臓オーディオデバイスの場合は、MME(32-bit)に設定する。
【ディザリング】
ハイビットオーディオをロービットに変換する際に生じるノイズやひずみを軽減するための
ホワイトノイズ(Triangular)設定。相互変調の歪みが比較的小さく、CPUへの負荷も軽くなる。
レンダリングなど繰り返しディザリング処理をする場合に有効だが、S/N比は悪くなる。
③【バックグラウンド時にドライバを解放する】
バックグラウンドで起動中のSONARのオーディオエンジンを停止させ、他のオーディオアプリケーションがデバイスを使用できるようにする。SONARをReWireホストとして動作させる場合は、このオプションのチェックを外す
【MMCSSを使用する (Windows Vista)】
チェックすると、Vista上でのスレッド優先度が高くなる。
【停止後でもエフェクト音を再生する】
再生停止後も Delay/Reverb 等の余韻が残る。
【常にすべてのデバイスをオープンする】
オーディオエンジンの動作開始時に、不使用のデバイスに対して無音情報を送出し、使用可能な
デバイスのみをオープンにする。再生中に他の操作をしても音切れが発生しにくくなる。
【録音時にDCオフセットを除去】
録音時に、オーディオデータに含まれるDCオフセット(電気的なノイズ)を除去する。
その他の項目は、以下のようにをチェック入れる。
オーディオ設定は以上で完了。SONARを一旦終了し、再起動をすると内容が反映される。 次に、ドンカマ(メトロノーム)の設定を行うが、「イントロの頭から録音する時」以外は、必ずしも必要ではない。またトラック数が多くなってくると返って邪魔になることもある。そうしたことも考慮に入れ、設定・解除の両方を覚えておく
この続きは、オーディオトラックの録音と編集2へ