次は、「カットして分割されたクリップをつなぐ」についての説明。雑音部分だけを削除するだけなら、それほど難しくもないが… 例えば 「きょうはいいてんき」 と録音したものを 「きょうてんきいい」とか「きょうは…きょうは~ いい~てんき~」のように(ちょっとあまり良い例ではないけど…^^;)特殊な編集をする場合、ちょっとしたコツを覚えておけば、意外と簡単にできてしまう。もっともこうした作業は、どちらかと言えば Sound Forge のような波形編集ソフトでやるべきものであって SONAR LE でそこまですることはないとは思う。
カットされた部分を自然な感じにする場合は、簡易フェードを使う。波形クリップの両端上の部分にカーソルを置くと、下図のようにカーソルの形が変化する。そのままマウスドラッグするとベロシティカーブが生成され、音量の増減が自動化される。 こうすることで、いきなりカットされ無音部分になった時の違和感やプチノイズが軽減される。
分割クリップは、マウスドラッグで簡単に移動することができるので、ふたつの波形を連結してひとつのオーディオクリップへ統合することができる。例えば、ミスした箇所を「削除→つなぐ」という作業も、実に簡単にできる。
もう少し面倒な編集…「音を重ねつつ→次の音へつなぐ」という場合は、クロスフェードミックスにする。編集しようとするクリップのエンド部分とスタート部分を少し長めにフェードしてから、両方の波形がうまく重なるポイントを見つけてドラッグドロップする。
マウスボタンを放すと反転表示に変わり、オプション画面が現れるので「新旧データをブレンド」を選択してOKする。
編集後の画面は、下のようにふたつのオーディオデータが重なった状態で表示される。再生確認すると確かに、ひとつの音声データとして統合されている。しかしデータそのものは、完全に書き換わっているわけではないので、ドラッグするとすぐにふたつのデータは分離してしまう。クリップの位置を移動するには、まずクリップをバウンス処理する必要がある。
バウンス処理が完了すれば、オーディオクリップは、任意の場所へマウスドラッグで移動が可能となる。 後は、スナップグリッドを再びオンにして、MIDIトラックに同期させる。
オーディオトラックの録音と編集は以上、次回は、タイムストレッチとループシークエンスの解説へ進む予定